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コラム 独立記念日 草村健一朗

ソウムラ労務管理事務所

就業規則の作成、改定及び運用支援労務管理に関する各種公的制度の導入支援 PR

 このコラムの掲載予定日の8月15日といえば、みなさんご存知のとおり終戦記念日です。
62年前の昭和20年8月15日、日本はポツダム宣言を受諾、戦争は終わり、連合軍の占領下に置かれ統治されることになりました。焼け野原の中、当時の人々はいったい何を思っていたのでしょうか。

 私自身は戦後生まれのため、勿論、終戦直後の焼け野原を実際に体験したことはありませんが、とある事件に巻き込まれ、不運にも生家を失った経験があります。焼け落ちた建物から漂う目鼻に突き刺さるような独特の刺激臭と、瓦礫の山を前に呆然と立ち尽くしている家族の姿は、10年近く経った今でも忘れることはできません。それまで大切にしてきた想い出の品や風景が、一瞬にして無くなってしまったわけです。"形あるものいつか必ず壊れる"ともいいますが、実際に体験するととてつもない虚脱感に見舞われます。

 さて、占領下に置かれていた日本ですが、その後どうなったのでしょうか?書物によれば、6年後の昭和26年9月8日、サンフランシスコ平和条約の調印、翌昭和27年4月28日に条約発効となり、日本は正式に独立したとのこと。そういえば、建国記念日というのはありますが、日本の祝日に独立記念日というものはありませんね。未来に向け、新たな一歩を踏み出した記念すべき日であるのに、メディア等でもほとんど話題になりません。別にナショナリズムを煽るつもりはありませんが、何となく不可思議な気がするのは私だけなのでしょうか?

 コラムをご覧の皆さんや勤務先の会社等にも、それぞれの『独立記念日』というものがあるのかと思います。
 一年に一度、原点に戻って気を引き締めるのもよし、昨日までのネガティブな自分から新たに『独立』するのもよし、残暑に負けず今年の後半戦を乗り切り、また来年迎える独立記念日に向け、頑張っていくのも良いのではないでしょうか。

 この原稿を書いている途中、一息つくため外へ出て空を見上げて見ると、飛行機が飛んでいました。
むせぶような熱気の彼方に見える青空は62年前と変わらないのでしょうが、世界中の飛行機によって積み運ばれているものは、良い意味で変わっていることを願いたいものです。

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