>>

コラム 資格神話はない!! 澤田省悟

澤田省悟労務管理事務所

労使の良好な関係作りに貢献します

 はじめまして、今回からコラムを書かせていただくことになりました澤田です。お読みになる皆様に少しでも参考になればという思いで書いていきたいと思います。
 私は、コラムニストの草村先生と同じ社労士事務所を開業しておりますが、もう一つの仕事として社労士試験受験講座の講師の仕事もしています。今回は、この両方の視点から資格と仕事について書いてみたいと思います。
 講師の仕事を始めてから9年ほどたちますが、この9年間にいろいろな受講生と出会ってきました。合格を手にすることができた人もいれば、残念ながら涙を飲んだ人もいます。その方々の共通の目標は、もちろん「試験の合格」です。「試験に合格して夢を実現させたい!」と、真剣に打ち込む受講生の姿を近くで見ていると、教えている私もついつい力が入ってしまいます。
 「合格すればバラ色の人生が待っている!」と、資格神話のような話を聞くことがありますが、そのようなことが実際にあるのでしょうか?答えはノーです。資格があるだけで就職ができるとは限りませんし、開業しても業績は上がりません。「合格=夢の実現」ではなく、「合格=夢の実現のためのツールを手に入れた」に過ぎないということです。資格を取得したことの持つ意味をきちんと理解することがとても大切だと思います。
 では、資格を取得したことの持つ意味とはいったい何なのでしょうか。私も経営者の一人としてまず思うことを書きたいと思います。合格をした人としない人とでは、周りの人の見る目が変わります。つまり、自分に対する評価が変わるということです。具体的に言うと「その試験に合格するだけの能力がある人物だ」と客観的に評価できるものを手に入れたということになります。私はこの能力のことを単なる「知能」とは考えていません。
 「その試験に合格するだけの努力を積み上げることができる能力」と考えています。おそらく、資格に対する考え方を、私と同様の価値観で考えている経営者の方は多いと思います。ですから、会社が人を採用するとき、資格保有者の方を優先的に採用する傾向になるのはそういった要素の表れでもあるのではないかと思います。私の事務所で今後正職員を採用するとしたら、社労士の資格を取得した方を採用したいと考えています。お客様のご要望にお答えするためにも一つ一つのことをコツコツと努力する人材を確実に採用したいからです。もちろん、資格があるというだけでは採用しません。他の要素についてもチェックしたうえで採用を決定するのは当然です。
 資格だけでは夢を実現させることはできませんが、取得した資格を最大限活かして夢を実現させることはできます。資格の取得を目指すときに大切なのは、資格を取得した後のイメージです。何のために取得するのか?私は何がしたいのか?ということを考え、将来の自分の姿をイメージしてみてください。そうすれば、資格取得のための勉強だけではなく、そのやりたいことのために何が大切かが見えてくると思います。努力したことは必ず自分にとってプラスになって帰ってきます。結果を出せるまで頑張りましょう。ライセンスを取得して一つ上の自分になりましょう。そして、自分の夢を実現させましょう!
 それではまた!

▲ページの先頭へ >>