>>
コラム 残業を減らそう!! 澤田省悟

社会保険労務士の澤田です。今回は残業をテーマに書いてみたいと思います。
どこの会社でも必ず残業はあるものです。毎日の勤務の中で、どうしても残業をせざるを得ないという状況から長時間残業が常態化している職場も少なくはないでしょう。毎日残業が続くと気がめいり仕事への集中力が薄れ能率が落ちます。最悪の場合、労災事故やうつ病などを引き起こす原因にもなります。現代社会が抱える大きな問題です。また、賃金の面においても「サービス残業(最近は「賃金不払い残業」と言うようになっています。)」が横行し、不当に賃金が支払われない状況も当たり前のように多くの会社で行われている状況です。
このような問題を改善する方法はないのでしょうか?このような問題を解決させるためには労使の片方だけが努力しても限界があります。労働時間と賃金の関係は労使の協力があって初めて改善されるものです。確かに企業を取り巻く状況は企業間の競争が激化しており、企業は最少の人員で最大の成果を発揮する必要に迫られています。このような状況の中で残業時間を減少させることは並大抵のことではありません。もし、残業時間の減少を図るために人員を新たに採用したとしたら、当然に総体的な人件費が増えます(賃金不払い残業によって利益を生み出していた会社は当然こうなります。)。人件費が増える分以上に会社の利益が出なければ、社員に分配する賃金を減らさざるを得なくなります。ですから、単純に人員を増やしただけでは駄目です。社員たちも残業が減少したことにより、さらに密度の濃い能率的な作業に努力し会社にできる限りの利益をもたらすようにしなければなりません。私は仕事柄多くの中小企業経営者と接していますが、その多くの方々は会社に貢献している社員へは出来るだけの報酬を分配したいと考えています。ですから、今まで以上に能率的な作業をどうしたら実現できるか、社内全体で検討してみることです。
また、自分がより良い条件で働くためには、自分自身のスキルを高める必要があります。そのためにも、現在勤務している職場で出来るだけ能率的な仕事をし、出来るだけ残業はせずに帰りましょう。そして、スキルアップのための勉強時間に当てることです。また、自分に与えられた仕事では社内でNo.1になるだけの努力をすることも大切です。知識の習得だけではなく、実務能力も向上させることにより会社に貢献することで、自分の労働条件を向上させることができます。ある本の中に「給料を上げてもらいたければ、まず給料以上の働きをしてみること、そうすれば給料は上がります。」ということが書いてありました。自分の給料を上げるためにも残業時間を減らす努力をしましょう!
もし、長時間労働・賃金不払い残業を改善することにまったく関心のない会社に勤めた場合は、出来るだけ早いうちに退職しましょう!そのような会社には長くいない方がいいです。ただし、まだまだ就職は厳しい状況にあります。スキルがなければ良い条件での転職も難しいのが現実です。ですからどんどんスキルを高める努力をしてください。
最後に、長時間残業は良い結果を生みません。企業の長期的反映のためには健全な精神と肉体の社員を多く保有することが不可欠なはずです。労使の協力によって、これからの時代が良い方向に行くことを期待してやみません。私も社労士として、良い方向に行くための貢献をしていかなければ!と思う今日この頃です。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
▲ページの先頭へ >>














































