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コラム 『目にも表情を』 ちとせ

あるセミナーでの出来事。最前列に座るひとりの女性。メイクもファッションもバッチリで、まさに「デキル女」といった感じでした。が、なぜか彼女に魅力を感じません...。セミナーが始まると、講師の私の目をじーっと見つめて話を聞いてくださるのですが、視線を外すことなく真剣な表情のまま、うなずきもしない。無表情でその場に「居る」という印象で「私の話面白くないかしら?」と少々気になっていました。
セミナーが終わり会場を後にするとき、その彼女が声を掛けてくれたのです。「先生のお話にとても感動しました!」。私は「え?」と思いながら反射的にセミナー中の彼女の顔を思い浮かべました。決して興味を持って耳を傾けているようには見えなかったのに...。彼女の話を聞くうちに、一つの気付きがありました。
【言葉以外で、気持ちを表せない人】
お話の内容や言葉はとても温かく伝わってくるのに、表情がその想いに伴わず誤解されやすい。彼女の悩みは、まさに「コミュニケーションがうまくいかない」事でした。裏を返せば表情豊かな人はそれだけで魅力的に映ります。話し手でも聞き手でも、表情に気を配ることがグッドコミュニケーションの条件でもあるのです。
中でも、最も気にすべき点は「目」でしょう。「目は口ほどにものを言う」との言葉通り、目を大きく見開いたり細めたり、目にも表情をつけて話を聞くと、話し手に「あなたの話をよく聴いていますよ」というサインになります。逆に、話し手になったときにやや大げさに表情を作るだけで声に抑揚がついて、聞き手を飽きさせない効果も生まれます。
コミュニケーションには「共有する」という意味もあります。「あなたとお話を共有してますよ」サインをぜひ、目からも出して下さい。きっと喜怒哀楽も共有できますよ。
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