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コラム 『人を惹き寄せる"私ブランド"のつくり方第2話』 ちとせ

「喜・驚・哀・楽」の表情力をみがく
「女性力UPセミナー」と題した講演会で、ひとりの女性と出逢いました。
シャキッとした姿勢で最前列に座る彼女は、メイクもファッションもばっちり。まさに「デキル女」風でした。いざセミナーが始まると、講師の私の目をジーッと見つめ、眉間にシワを寄せて聞き入る姿は、真剣そのもの。会場がどっと笑いに包まれるシーンでも、彼女だけは表情ひとつ変えません。「私の話つまらないかしら?」と、ちょっと気になっていました。
セミナーが終わり会場を後にするとき、その彼女が声を掛けてくれました。
「先生のお話、とっても楽しかったです。感激しました!先生は私の憧れ...」
私は一瞬「えっ?」と思いながら、セミナー中の彼女の固い表情を思い浮かべました。決して楽しんで聞いているようには見えなかったけど...。感動した点、素敵と思った点などたくさんの言葉で褒めてくださる彼女と接して、ひとつ気付きました。
【言葉以外で、気持ちを上手に表せない人】
ありったけの温かな言葉を発しているのに、表情がそのホットな想いに伴わず「口先だけ」と誤解されやすい。そんな彼女の悩みは、まさに「コミュニケーションがうまくとれない」ことでした。
裏を返せば、表情豊かにお話したり耳を傾けられる人はそれだけで魅力的に映ります。話し手でも聞き手でも、気持ちを表情に出すことが、グットコミュニケーションの第一歩なのです。
この「気持ちを表情に出す」ことが苦手な人、とくに男性に多い!聞いているの?どう思ってるの?もしかして怒ってる?ポーカーフェイスというか、まったく表情から読み取れない男性、あなたの周りにもいませんか?
さびしいことですが、世の中には「つまらない人」と表現される人がいます。どんなタイプでしょう?私が思うに、話し手なら「中身のない話をする人」「自分の話しかしない人」。聞き手なら間違いなく「無反応な人」。無反応=無表情とも言えますね。
話し上手は聞き上手、との文句を一度は聞いたことがあるはず。でも、聞き上手に徹するのは、実はかなり難しい。何よりストレスがたまりますからね。なぜって、そこに「表情」が求められるから。
お笑い芸人さんが、反応の薄い素人や女優から面白い話を聞き出すとき、芸人さんはとにかく笑い、驚いてみせます。テレビアナウンサーが悲惨な事件の遺族などから話を聞き出すとき、アナウンサーの目には涙が浮かびます。聞き上手ほど「喜・驚・哀・楽」を言葉でなく表情でぶつけるのです。
誰だって、自分の言葉で相手の心を動かしたいと思うもの。そこをグッと我慢して表情の豊かな聞き上手になれたら、人を惹き寄せる「私ブランド」の基礎は完成です。
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