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後発ビジネスの戦略。

木村広告制作所

"コピーライターとは、御社のパートナーであり、コンサルタントでもあります。"

「激安」、「驚きのプライス」等、今年ほど低価格を売りにした年はかつてなかったのではないでしょうか。
その中でも、業界全体が競って価格を下げたのが、「ジーンズ」。
第1弾はユニクロを手がける会社ファーストリテイリングの新ブランド「g.u.」の990円でした。
ユニクロでも低価格のジーンズを発売していましたが、まさか1000円以下になるとは誰も予想していなかったのでは?
その時のキャッチコピーは『ケタ違いを、はく』。
プライスのケタと、低価格でありながら品質が良いという意味での、ケタ違いをアピールしています。
多くの消費者が、「990円のジーンズなんて大丈夫かな?でもユニクロの洋服はどれも価格の割には、質が良いんだよな」と思ったはず。
その今まで培ってきたブランド力が後押しして売れ行きは好調となりました。
リーバイスやエドウイン等、ジーンズの代名詞たちが培ってきた価格イメージが、ここで簡単にくずれてしまいました
ジーンズというある一定の価値を誇ってきたファッションアイテムが、まさか低価格でも受入れられるのか、正直私は半信半疑でした。
でも、あっさりと受入れられた。恐るべし、不景気です。

この現状に危機感を持ち、各社こぞって低価格のジーンズを発売してきましたが、ここで特筆すべきは単なる価格競争にはならなかったところ。
まず、大手で名乗りを上げたのがイオン。しかも価格は100円安い880円!
イオンのジーンズのウリはサイズの豊富さでした。特に男性の体型を考慮し、ウエスト9サイズに対して股下は7サイズ、合計63サイズも展開しています。

次のダイエーも880円ジーンズでしたが、ウリは、はきやすさ。レディスとキッズにはストレッチ素材を使用し、キッズではゴム仕様する等、はきやすさを追求しています。
そして、西友、ドン・キホーテへと続きます。

低価格は、デフレを呼ぶ価格競争に陥る可能性もあり、過熱する低価格は素直に受入れることはできません。
しかし、このジーンズの低価格競争で各社がとった戦略は、ターゲット層を考えたうえでの、お客様が本当に望んでいる商品構成です。
単なる価格競争で終わらせなかったのは、大手だからこそできたとも言えるでしょう。
これだけ世の中にモノがあふれていると、私たち消費者も本当に良いモノ、欲しいモノしか購入にまではいたりません。
ジーンズの価格競争2009。
将来、景気が回復しても、ビジネスのヒントが隠されているような気がします。

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