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コラム 須田秀規

先日はある視察研修のおともで、お隣群馬県に行っていました。お目当ては前にこのコラムでもご紹介しました「こだわりのスーパー まるおか」さんです。
売り場面積約100坪強の「まるおか」さんは、人口2万人に満たない旧箕郷町(現高崎市)にあります。周辺を「フレッセイ」や「フジマート」など500坪超の群馬県を代表する大型スーパーに囲まれ、昨年末には新たに「とりせん」が出店したとのことでしたが、相変わらず店内はお客様がいっぱいで活気にあふれていました。このような「まるおか」さんの強さの秘密は、「おいしいもの」「身体に良いもの」しか販売しないとする丸岡社長の「こだわり」の徹底振りにあります。
丸岡社長のこだわりの源泉は「医食同源」です。『身体は食べ物から形成される。だから、その人の身体はその人がこれまで何をどのように食べてきたかという食に対する態度の結果である。その因果関係の重大さを私たちはもっと認識し、何を食べ・何を食べないかを真剣に考える必要がある。お店を通じてそのことをお客様にお伝えしたい。』と、周囲の競合環境の熾烈化に動じる気配もなく、熱く持論を展開する丸岡社長に接して、社長もやはり社会に対して何かを働きかけたい・変えたいとする「運動家」なのだなぁ、としみじみ感じました。古い「ネタ」を引きずるようですが、10月のコラムでご紹介した「落合恵子さん」もしかりです。このところ私の周辺でも、このような社会に働きかけるような・社会を変えたいとするような信念をもって仕事に取組んでいる方々に接する機会が増えてきた気がします。
ちなみに近頃の丸岡社長のお勧めは1本1000円の「無殺菌牛乳」。殺菌処理しないで絞ったそのままを商品化するために、毎日工場の清掃に8時間近くかけるという徹底した衛生管理にも驚きますが、乳牛にストレスをかけないために移動や搾乳作業など全て牛のペースで行うというエピソードに、ふと高原の牧場で見かける牛たちの、のんびりした生活感覚を想像し心が和みました。新緑の季節、たまには高原の牧場で牛さんを眺めて時間を過ごすのもいいかもしれません。
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