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コラム 『商品の成長とキャッチコピーの変化。』 木村光伸

広告につくキャッチコピーには、いろいろな役割があります。
新商品を紹介する。多くの方に認知させる。競合他社と差別化をはかる。
他にも、リニューアルしたことを告知する等、さまざまです。
しかし、そのゴールは『消費者を行動にうつさせる』という共通の目的があります。
新商品ならば、競合商品よりもその良さをアピールし、店頭で実際に購入にしてもらう。
それを実現するために、新聞・雑誌広告、そしてWEB等で発信していくわけです。
その際、気にしておかなければいけないことがあります。
それは目標とするターゲット、時代のニーズ等にマッチしているかどうかです。
景気はどうか?最近のブームは?・・・
いろいろな要素を考察する必要があるでしょう。
例えばロングセラー商品のカゴメ トマトジュースを例にあげてみましょう。
1963年のパッケージには一滴の水も加えていないカゴメトマトジュースと書かれています。
これは、 トマトジュースが健康志向の人に向けに誕生した飲料である事をアピールしています。
そして、1970年代のテレビCMでは
『お酒を飲んだ翌朝は』や『風呂上がりの一杯』等、飲む機会を具体的に提示。
1990年代の後半では
『よけいな味がしない』という、純粋にトマトだけのジュースであることをアピール。
2000年代になると、
『Tomato Beauty』というCMで、トマトジュースは低カロリー&高リコピンで、身体をキレイにする力があることを、ビジュアルも含め女性にアピールしています。
発売当初は、競合との明確な立ち位置の違いをアピールしその後成長してくると
飲むシーンを具体的に紹介。その後は市場との兼ね合いで、あらためて純粋な飲料である事を訴求しさらに、女性の美を意識させるような広告を展開しています。
ロングセラーという好条件に決して満足せず時には、消費者の意識の一歩先を行くようなコピーにしたり時には、時代に合わせながらも、他社との違い(強み)をアピールする。
このような事を続けて行く事で、景気に左右されることのないロングセラー商品へと成長していくのです。
最近、企業には営業やマーケティング、企画開発だけではなく、クリエイターが必要なのではないか?と一部で言われていますが確かに、近い存在にクリエイターがいる企業は、ヒット商品の誕生させ、PRが上手いのは事実だと思います。
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