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コラム 「今月のコラム」 須田秀規

須田経営相談所

健康な会社経営を支える町医者

暑い日が続いた先月は今年の夏はどうなることかと思いながら大汗をかいていましたが、先の台風以後過ごしやすい日が続いています。涼しい夏というのもなにやら寂しいものがありますが、待ったなしの節電の夏、そんな感傷的なことも言っていられません。前向きに乗り切りましょう。

今日はビックサイト「アグリEXPO2011」に行ってきました。第2回目から毎年通っていますが、今回はどうもいつもの熱気が感じられないような、物足りないような気持ちで帰ってきたところです。震災の影響で出展者数の減少や、お目当ての銘柄牛の試食が少なかったことなどもありますが、6回目を数えるこの展示会も当初の雑多な勢い・フィーバーというものが失われてきたような気がするのです。良く言えば市場が形成・定着し商品が洗練されてきたということですが、一方で農商工連携という新機軸で生まれ、急速に成長してきた新市場は早くも飽和状態に至り成熟過程を迎えつつあるということではないでしょうか。完成度の高さやひねりの見事さに「なるほどねぇ」と唸らせられる商品もありましたが、斬新さに「!」と思わせる商品はずいぶん少なくなりました。私が感じたこのような興味の減退感は、同じように消費者の意識にも生じているのだろうと思います。一時期のフィーバーが沈静化し、いわゆる「陳腐化」が急速に進み消費者の興味・関心のハードルが高くなっています。その中でどのようにして新機軸を打ち出すか、強みを発揮し続けるか、これからはじっくり腰を据えてかかる必要がありそうです。市場の変化のスピードを実感するとともに、新たな商品を世に出し定着させるということは難しいことだなぁと、改めて考えさせられました。
今回の視察の裏テーマは「ご当地カレー」でした。陳腐なテーマと言われれば返す言葉がありませんが、実は、お手伝いしている「うつのみやアグリネットワーク」が満を持して「宇都宮のご当地カレー」プロジェクトを採択したのです。前段で触れたとおり、もはや飽和感さえ漂うご当地商品・なかでも星の数ほどあるご当地カレーの中に埋没せずに、どんな「宇都宮のご当地カレー」が誕生するのか、宇都宮市民に認知していただくことはできるのか、アドバイザーとして何かヒントをつかみたくて広い会場内を見聞きしてきました。今のところ、プロジェクトは試行錯誤しながらも、オール宇都宮としての盛り上がりを目指して、意欲的に運営されています。近い将来、皆さんのお目に留まることがあったら、応援よろしくお願いいたします。

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